PROFILEAmutoki案内人について

標津町は古代から「文化」と「人」の交流地点でした。だからこそ今でも訪れる方々を暖かく迎え入れる。そんな地域です。サケの遡上を待ちわびるように、皆様のお越しをお待ちしております。

local guide

根室海峡ローカルガイド

齋藤 智美Satomi Saito

(ニックネーム ねも)

2018年標津町に移住。埼玉県出身。一児の母。北海道知事認定アウトドアガイド自然分野資格所持。
標津町での暮らしは驚きの連続!特に食べものは毎日お正月かと思うくらい贅沢なものばかりです。
2020年、根室海峡隣接地域が「鮭の聖地」の物語~根室海峡1万年の道程~というテーマで日本遺産に認定され、一層気合を入れて活動中!地域の方々とゲストを繋ぎ、楽しい時間を共有するのが大好きです。皆様のお越しをお待ちしております~!

趣味:標津で捕れる海の幸や乳製品を使った料理研究
趣味:鮭料理研究
お気に入りの時間:野付半島で夕日を眺める時間。1歳の娘とお散歩。美味しすぎるご飯を頬張っているとき。

Amutoki History

Amutokiが生まれるまで

roots1

実家の居酒屋「ふくたけ」

埼玉生まれ埼玉育ちの私にとって魚は本来切り身でしか見る機会がなく、漁師さんなんて聞いてもテレビでしか見たことがない人だった。

だが、幼い頃から魚を骨まで食べ、生き物の命を頂いているということを理解できる環境であったのは父の存在である。
実家が居酒屋で、父に連れられ魚供養に行っていた。小学生でその儀式の意味を父から教えられ、命をいただくのだから骨まで美味しく、残さず食べなければならないという意識が身についていた。

root2

岩手県釜石市で出会った牡蠣漁師
-けんちゃん・しんちゃん 生産者の想い-

東日本大震災後ボランティアで訪れていた岩手県釜石市。そこで桜満開牡蠣という牡蠣を養殖している2人の漁師さんに出会った。

海なし県で育った私にとって、浜での仕事は全て新鮮で毎日2人の作業場に通うのが楽しくて仕方なかった。
初めて見る生産現場や漁師さんの命がけの仕事。派手な仕事だと思っていたのとは裏腹、毎日仮設テント(津波で倉庫が流されてしまった為)で1日の大半、手先を使う作業をして過ごす。消費者の喜ぶ顔が嬉しくて、丁寧に牡蠣たちと向き合う姿。
自然の驚異にはどうやっても立ち向かえないことを痛感しながらも、何度だって美味しい牡蠣を作り続ける姿と出会い、感動した。

私達の食卓はこんな努力の上に成り立っていることに気づき、今までお皿に乗って出てきた魚を何の背景も知らずに食べていた自分を悔やみ、その裏側を知ることの大切さ、面白さを知った。

roots3

ボルネオ島とニュージーランドで出会った人々

ボルネオ島

大学の頃訪れたマレーシアボルネオ島。地元ガイドさんが案内してくれるツアーはどれも心がこもっていて、言葉は通じなくてもガイドがいるからこそ見れるもの、地元の方々と出会い、時間を共有する体験をした。

最近思い出したが、この旅から帰国後、旅行関係の仕事につきたい、私がいただいた人生を変えるような経験を、今度は提供する側になりたいと思うようになった。

ニュージーランド

語学習得のためにニュージーランドで1年間過ごす。
NZで出会った人々に何度も救われ、特に印象に残っているのがとんでもなく端っこの人口200人の村での生活。手付かずの自然。そこで暮らす人々の暮らし。先住民マオリ族の思想。ローカルに入れたときの嬉しさ。助け合って生きている姿。

私もあの人達のように海外の方々を暖かく受け入れたい。それが私がいただいたものへの恩返しになると思っている。

now

2018年標津町へ移住

食べ物は驚くほど豊かで、すぐそこに手付かずの自然があり、1万年続く人の暮らしや、その上で成り立つ産業と出会う。

漁船に乗せていただく機会があり、漁師の仕事を間近で見せてもらった。夜中の2時に出向し、私達が起きる前に帰ってくる。船は大きく揺れ、気を抜いたら夜の海に投げ出されてしまう。そんな船上で作業を行い、状態良く浜に持ち帰り出荷する。自分の仕事を誇りに思い、息子世代に繋ぐため、資源管理や魚食普及に奮闘する漁師さんたち。

産業の現場はいつだって人生を豊かにしてくれることを再確認した。食べもの一つひとつが愛おしくなり、大切に「いただく」気持ちを教えてくれるし、何より美味しさが倍増。

広大な自然と隣り合わせで成り立つ産業は、良い時も苦しい時も何とかこの地で紡いできた暮らしの結晶。

私の感じた感動を外から来た人と共有できたら幸せ!
そんな想いからAmutokiは生まれました。

ツアーガイドを通じて
伝えたいこと

旅を終えた後、ふとした瞬間に根室海峡で出会った風景や人々、生産現場を思い出してほしい。
その瞬間、幸せな気持ちが蘇ったり、またあの人に会いたいなって思ったり、頑張ろうって前を向けたり。

この地域は古代から人が集まり交流してきた場所。
いつでもあなたの帰りを待っています。

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